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溺れるナイフ 初日舞台挨拶 レポ【2016.11.5@TOHOシネマズ新宿】

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前回までの流れはこちら

ジャニーズWEST重岡大毅くんを好きになって半年、ひとつ前のエントリーでは赤西仁くんから重岡くんに担降りして重岡くんを自担にすることにした旨を報告させていただいたアラサージャニヲタOL。

そんな中今日は「殿、利息でござる!」以来の現場「溺れるナイフ」初日舞台挨拶に行ってきました。

殿利息の頃、次は半年後かー長いなーと毎日毎日楽しみにしていた11月5日。舞台挨拶前に山戸監督のツイートを拝見して、色んな思いを抱えながら新宿へ。TOHOシネマズ新宿で11:25~開始、スクリーン9での上映でした。

まずは映画の感想から!(ここから少しネタバレあります)

私は原作を知らずに行ったのですが、これはきっと10代の頃に出会うべき映画だな、という感想でした。主人公の望月夏芽(小松菜奈)が持つ、都会の輝きと少女の煌めきがとても美しくて、そんな夏芽が田舎町で出会うコウちゃんこと長谷川航一朗(菅田将暉)の抱える支配欲が相まって二人が鋭く輝いていて。この「今、私はなんでもできる」という全能感はどうしても大人になると薄れていってしまうものだからこそ10代の頃に見たらもっと共感できたかもしれないし、逆にその全能感を打ち砕かれたシーンでかなりショックを受けるのかもしれないなと。映像は美しくて、それでいてどこか自主製作映画のような型にはまらない自由な描写があって、普段ジャニーズ映画ばかり見ている私にはとても新鮮でした。

重岡くんは、大友勝利くんというコウちゃんの幼馴染みの役でした。重岡くんは映画誌などの事前インタビューで「大友は夏芽を好きな気持ちをグッと押さえているのがすごい」ってほぼすべての媒体で言っていたから、大友ただのいいやつなのかと思ってたら…

そんなことないやん!しっかり恋してるやん!なんやねん重岡!ドキドキしたわ!!!!

…すみません、取り乱しました。いや、大友はちゃんと夏芽のこと好きだったし、重岡くんはそんな大友のことを表現できていたと思います。ただ、私は原作を知らないので分からないんですけども、私から見た大友くんはほぼ重岡大毅そのものといった感じで、なんだか「重岡くんの私生活の恋愛を覗き見しちゃった映像」みたいな謎のときめきがありました。重岡くん、好きな女の子にこういう風に接するのかな…ほおほおなるほど、へえー、みたいなことを毎シーン思いながら(この映像を作ってくれた人ありがとう…!)と監督に向かって拝んでいました。監督、純粋にストーリーを見てなくて本当にごめんなさい。でもとてもとても素敵な映像でした。それくらい重岡くんは本当にそのまま大友でした。

どのシーンも素敵だったけど、私が一番好きなのはカラオケをするシーンです。大友が東京に向かう夏芽を励ますため、そして恐らく自分を励ますためにも歌を歌うというシーンなんですけど、これが本当に最高でした。大友は普通の高校生だから歌も下手くそだし、思いのままに歌うんだけど、でもそんな大友の歌からは歌詞にない何百倍もの複雑な思いが伝わってきて。本業で俳優をしている他の役者さんに比べると重岡くんは(大友が重岡くんらしいということもあるけど)この映画の中では役者としてそんなに飛び抜けてすごい部分はないんですよ。でもこのシーンだけは違った。普段マイクを持って、歌で戦ってきた「アイドル」という重岡くんの経歴があるからこそ出せた説得力がある、と感じました。アイドルを起用してくれたことがこんなに生かされているシーンを撮ってくれた監督に感謝しかないです。

あー本当はもっと語りたいことたくさんあるけど、そんなこんなで本編上映が終わり舞台挨拶へ。上映前に青いポンポン(自分で作るやつ)が配られ、 ここがマスコミ入る回なのかと知る。というわけで月曜日のWSはこの模様が流れますよー!

司会のお姉さんに促され、下手からドレスコーズ志麿遼平さん、上白石萌音ちゃん、菅田将暉くん、小松菜奈ちゃん、重岡大毅くん、山戸結希監督の順に並んで登壇。志麿さんは茶色いスーツ、萌音ちゃんは赤いドレス、菅田くんはグレーのスーツ、菜奈ちゃんは白いドレス、監督は黒いドレス風の洋服。重岡くんは上下黒スーツで中に黒のベストみたいなのを着ていて(遠目に見るとなんか学生服みたいだった)黒の靴、左胸元に少しくすんだ感じの赤色と白で椿のようにしたチーフ。左胸上にカフス?左腕に時計?をしていました。全体的にシックだけどチーフはやはり赤をあてがわれるのかと殿利息のときにも思ったことを再度思いました。グループでデビューしたジャニタレは何時なんどきもグループを背負って活動してるんや…!といつも胸熱になるポイント。

舞台挨拶では、まず出演者から一人ずつ挨拶。菅田くん、菜奈ちゃんときて重岡くん。(ここからは重岡くんに関係するレポが中心です。そしてニュアンス改変ありますのでご注意ください)

重岡「重岡大毅です。1年前に撮影した映画なので、やっと公開できるなと。皆さんと同じくらい待ち遠しくしていました。今日はみなさん見てもらった後ですけど、家族、友達、恋人、色んな人に宣伝してもらって、また見に来てもらえたらなと思います」

この後萌音ちゃん、志麿さんと続くんですけど、萌音ちゃんのときはずっと下を向いていて、志麿さんのときは「やばいな…」みたいなひとり言を呟きながら上を向いていた重岡くん。私には、何かを堪えているように見えました。真実はわからないけど。この映画に対して熱い思いがあったんだとしたら、それはファンとしては嬉しいことだなと思いながら見ていました。

そして監督。めちゃくちゃ緊張されていて、それを横でニコニコ見守っている重岡くん本当に天使。完成披露試写会のときの絡みを見てても思ったけど、重岡くん監督のことめっちゃ好きよね…!「無事9月16日を迎えられて良かったです」って監督が公開日を間違えてしまったことをとてもツッコみたそうにしてたけどタイミングが合わず、監督を見てまたニコニコしてたの本当に天使オブ天使。

「大友と重岡さんは似ているそうですが?」という質問に対し、

重岡「そうですねー。現場の空気を明るくするところとかは似てるかな?でも役どころ的には、逆に素のままでっていいって言われるのはどうしようって思いましたけどね。どういうところが素のままでいいと思ったんですか?」

と監督に振る重岡くん。監督のこと大好きかよ!笑(でもきっと重岡くんはみんなが出来るだけ平等に会話できればいいなと思ってるタイプなので、口数の少ない人にはこうやって話を振ったりしてるの知ってます。まじいいやつ)

監督「えっと、重岡さんは「俺は大友みたいに尽くせない!」っておっしゃってますけど、それは違います!こっちはきっと重岡さんが運命の女の子と出会ったときはこんな恋愛するんだなと思いながら撮ってますから!重岡さんは尽くします!」監督強火でイイ

菅田「そうだそうだ!」乗ってくる菅田くんもイイ

重岡「そ、そうですね!尽くします!尽くしますよ!大友と違う所は全くございません!」このとき完全に(^ワ^=)この顔だった。調子いいぞしげちゃん。

そして話題は映画の中での好きなシーンの話に。

重岡「僕はカナちゃん(上白石萌音)の役にゾクゾクした。中学時代は可愛い感じだったのに、最後のシーンですごく怖い感じになって。印象が180度バチーン!(って変わる)みたいな」

菅田「えっ何もう一回言って?」WSポイントを見逃さない菅田くんまじ仕事人

重岡「(^ワ^=)180度バチーン!!!」(両手を合わせて体の左側に伸ばして、くるっとひっくり返すポーズ付き)

上白石「えっバカにしてます!?」

菅田「いや(重岡は)笑いほしいだけやから」すだしげ可愛いかよ

「最近ハマっていることを「溺れる◯◯」で表現してください、例えば私は溺れる栗ご飯です」という司会のお姉さんに

重岡「あの人何言うてはるんやろねー」と菜奈ちゃんに話しかける重岡くんが可愛かった…!菜奈ちゃんあんまりお話ししなかったので、ここが貴重なしげななの絡みでした。そしてそのあとちゃんと「でも栗ご飯美味しいですもんねー♪」と司会のお姉さんをフォローするしげちゃんが好きです。

重岡「僕は溺れる上白石(萌音)ちゃん!」と答え、会場をザワつかせる重岡くん。笑

重岡「あ、いやちょっと言い方語弊ありましたね!?歌が好きなんですわー動画サイトで流れてるやつ!Mステで歌ってたRADWIMPSさんのも好き♪」重岡くんよく語尾に♪みたいなマーク付きそうな話し方しますよね。可愛い。

ちなみに公式さんが舞台挨拶レポを書いてくれています。完成披露試写会は行けなかったので、そのときは大変お世話になりました…!

その後菅田くんが最近仕事で足の毛を剃ったので「溺れる毛です」という話をしていたとき、毛を剃ったあとってチクチクするよなーという菅田くんの話を聞きながら自分の足とか太股とかをチクチクする感じで触ってたの本当に重岡みが出ていてとても良かったです。

監督「私は溺れるスパイです。今日から毎日会場に通ってみなさんの表情を見たいと思います。小松さんも菅田さんも忙しいと思いますが是非劇場で見ていただいて。重岡さんも、マスクとサングラスして、女の子がキスシーンを見るところを見てください!」

重岡「はい!笑」しげちゃんに強い山戸監督イイ(2回目)

そして菜奈ちゃん、菅田くんから最後の挨拶があり、フォトセッションへ。ここで出演者が舞台から客席中段へ移動。近くで見た菜奈ちゃんが息を飲む可愛さで本当に素敵だった…!そして菅田くんはファンにしっかりと手を振っていてファンも返していて、それも素敵だったな。ここで客席は青いポンポンをみんなで振りながらフォトセッションをするのですが、長時間ポンポンを振らないといけないので客席の疲労を感じ取った重岡くんが後ろを向いて客席後段の人に(すいませんねーもうちょっと頑張ってくださいね)って感じで頭を2回ほど下げたの、最高だった。ありがとう。いくらでも振らせていただきます…!そして小松菅田「溺れるナイフ!」客席「大ヒット!!」で終了。素敵な時間をありがとうございました!

今回溺れるナイフを見て、また重岡くんの新たな魅力に気付かせてもらいました。重岡くん引き出しありすぎて、ついていくの大変…!しかし頑張って応援していきたいと思います。そして実は私まだ歌って踊るアイドルとしての重岡くんに会ったことがないので、京セラがとてもとても楽しみです!ジャニーズWESTの重岡くんと、ジャニーズWESTの7人に会えるまで、溺れていようと思います。


追記:監督がこんな嬉しいことを言ってくれていたので。みんないつだって女の子だったし、今でもみんな女の子。


【再追記】

11/15に二度目の鑑賞をしてきました。その回は山戸結希監督のティーチインがあったので、その感想などを。